2012年4月28日土曜日

露頭情報:No.524;酒田市早瀬立川林道沿い


出典はやはり「鳥海山及び吹浦地域の地質」。この「Ⅲ.新第三系 Ⅲ.9.百宅火山岩」この火山岩類は「火山角礫岩および熔岩を主体とする部層」で、「玉田渓谷東方の泥岩からは後期中新世の珪藻化石,熔岩からK-Ar年代;3.4~7.1Ma・・・・更に、30頁 第9表 百宅火山岩の化学組成」等が記載されている。枕状溶岩では無く、「水冷破砕された火山角礫岩」が主体。
早瀬立川の場所は、 http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=390258&l=1400737
28頁に露頭の画像が在る(第17図)

露頭情報:No.522;最上郡真室川町大沢川上流明神沢中流


同じ山形県だが此処は「鳥海山及び吹浦地域の地質」が出典。但し、ここはハイアロクラスタイトだけかもしれない。
この「Ⅲ.新第三系 Ⅲ.4.大川層」の項に「18頁 第13図 大川層の岩相柱状図,大川層中の泥岩は石灰質有孔虫を産する」とあり、急冷縁を伴い水冷破砕された・・・(17-18頁)と記載されている。
鳥海山やその他の火山も、その御膝元にも枕状溶岩や水中破砕を示す溶岩が存在する事は、枕状溶岩を探し始めた頃には思いも浮かばなかった。まあ、地質素人全開なのです。
明神沢はこんな処にあります。http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=390122&l=1401108

露頭情報;No.521:最上郡戸沢村,最上川支流角川支流中沢川上流部


この情報の出典も「清川地域の地質」この「Ⅲ.新第三系 Ⅲ.1. 青沢層」に「7頁 第6図 清川図幅地域地質統括図,15頁 第11図 清川図幅地域北西部の地表で見られる青沢層の柱状図,」等が記載されているので、中沢川の項を参照願いたい。
川の場所は http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=384023&l=1400514

露頭情報;No.520:最上郡戸沢村三ッ沢川上流部


出典は「清川地域の地質」。この「Ⅲ.新第三系 Ⅲ.1. 青沢層」の項。7頁 第6図 清川図幅地域地質統括図,15頁 第11図 清川図幅地域南西部の地表で見られる青沢層の柱状図,を参照下さい。
場所は一応こんな場所を想定。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=384140&l=1400402
最上郡戸沢村 最上川支流 角川支流 三ッ沢川上流部。一応川沿いの林道らしきものは地形図に示されている。 

露頭情報:No519:酒田市田沢川滝無沢


出典は清川地域の地質。この図幅地域内にはこの他にも数か所露頭の存在が考えられる。
解説書の中の「Ⅲ.新第三系 Ⅲ.1. 青沢層」には「7頁 第6図 清川図幅地域地質統括図,15頁 第10図 清川図幅地域南西部の地表で見られる青沢層の柱状図」が在る。この「田沢川南支流」
がどの支流を示すのか不明だがここでは下記のポイントを想定してみた。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=384948&l=1400406
他にも地形図に描かれた支流は在るし、描かれていない支流も在る筈なので、後は地質図を見ながら沢を上り下りするしかない。この川の北側には与蔵峠がある。この付近には青沢層が広がっているので、在るのは間違いないのだ!等と言っても始まらないか!