2010年10月23日土曜日

鳥取市千代川和奈見橋上流(6)

何の予備知識も先入観も無しに、この河原を眺めた場合に私はこれを「枕状溶岩」と認識出来るか? と言うと正直な話全く自信が無い。中央部のやや色合いが淡い部分に、敢えて観ようとすれば枕状溶岩の形状を作り出す事が出来ない訳ではないが(溶岩はどの方向に流れたの?)、手で触ってみる事も、近寄ってじっくり観る事も出来ないので、何処かに決定的な形状の特徴が欲しいと思ったのは事実である。

2010年10月22日金曜日

鳥取市千代川和奈見橋上流(5)

この画像もなんとか枕状溶岩らしい形状を捉えきれているでしょうか?表面は角礫状になって居るようですね。

2010年10月21日木曜日

鳥取市千代川和奈見橋上流(4)

この画像は露頭の中でも比較的「枕状溶岩」らしい形状が出ています。多少の先入観を持って観なければ、通り過ぎてしまいそうになる露頭です。この附近は大雨の時にはかなり大きな礫が流れて来る領域のようで、表面がそれらの礫によって削られてしまって、枕状溶岩らしい形状を奪ってしまっているのかもしれません。

2010年10月20日水曜日

鳥取市千代川和奈見橋上流(3)

この部分は比較的方向性がハッキリしていて、規則正しく真っ直ぐに流れて居る様に見えます。右手の一ヶ所の盛り上がった部分は偶々少しだけ硬かった為に侵食に耐えて残った部分の様です。

2010年10月19日火曜日

鳥取市千代川和奈見橋上流(2)

枕状溶岩の分布は雑草に阻まれて全体を確認する事は出来ませんが、中洲のかなり広い部分に亘って広がっているようです。右岸から河川敷に下るのは全く無理な様でした。上側の表面からだけの観察で、断面形状が見えないのが残念です。それでも念のため画像を少し紹介しておきましょう。

2010年10月18日月曜日

鳥取市千代川和奈見橋上流(1)

千代川を南に下った和奈見橋の上流。左岸を走る国道がJR線路との間にやや広くなり、駐車可能なスペースがある。この部分から中洲を見ると枕状溶岩が流れに洗われている。2010年春、この場所と山を隔てた東側の「塩上」地区の枕状溶岩が県の文化財に指定された。和奈見の露頭は以前から地学ガイド等に掲載されている有名な場所である。残念ながら中洲の露頭が大部分なので近付く事が出来ない。そのためにここの露頭は自然のままに保護されているのかもしれない。鳥取県では枕状溶岩の露頭が比較的少ないので貴重である。

2010年10月17日日曜日

島根県松江市加賀浜(10)

加賀浜で見掛けた石です。枕状溶岩なのか?全く関係無いのか?判りませんが、枕状溶岩の露頭を観察して歩いていると、時々これと似たような表情の岩を見掛けます。
ひょっとしてこの形状は枕状溶岩に関係が有るかもしれないと思ったのは、このブログの昨年9月9日に掲載した「曽沢川上流(3)」の巨大な長靴の底の様な岩を見た時でした。似たような画像は今年8月10日の「銚子 古銅輝石安山岩(11)」にもあります。ずっと前に目にしたものの画像が無いのが残念です。