2011年11月26日土曜日

露頭情報:No_305;八峰町八森間瀬川上流一ノ又沢

出典は 1/50,000 地質図の「中浜地域の地質」と「能代地域の地質」。Ⅳ.3.早川口層に「5頁 第3図:岩館及び中浜図幅地域の地質層序  8頁 第4図:中浜図幅地域の地質総括図 9頁 第5図:中浜図幅地域の地質略図 30頁 第13図:早口川層一ノ又沢玄武岩層の枕状溶岩(八森町真瀬川上流一ノ又沢上流)」がある。
更に、 玄武岩溶岩は暗青色-暗灰色,緻密,堅硬で,柱状節理を示す。自破砕熔岩及び枕状熔岩が見られる。枕状熔岩特有の放射状節理や急冷縁が見られ各枕状団塊の間を充填火山ガラス質が少ない。また、枕状熔岩にはハイアロクラスタイトが伴われ,水中を流れた事を示している。」とも書かれている。場所はこの付近を想定しているが歩くしかないよね!

露頭情報:No_304;南魚沼市金城山大月林道

出典は I/50,000 地質図「十日町地域の地質」 Ⅳ.1.大倉層 大倉山安山岩部層の項目。6頁 第8図;魚野川東方山地における統合地質柱状図 21頁 第16図;城内層群大倉層大倉安山岩部層中の玄武岩質枕状溶岩(大月東方の大月林道の露頭)とある。
金城山-坂戸山稜線西斜面~塩沢南方・座標は金城山山頂:1369m 露頭を訪ねる時はオンラインの地質図を参照して下さい。地質図記号は“Jo”
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=370104&l=1385530
坂戸山は南魚沼市六日町東方の633.7m。カタクリの花で有名な場所らしい。距離は結構ありますね。大月林道は登山記録を拝見しているとかなりきつい山の様ですね。

2011年11月22日火曜日

露頭情報:No_302;砥用矢山岳周辺

「砥用地域の地質」に書かれているのだが詳細な露頭情報は無い。地質図を頼りに矢山岳を歩くしかない。矢山岳は下記。

露頭情報:No_301;大磯町大磯丘陵


残念ながら2か所の露頭のうち一か所は採石場だったのだが、現在は老人介護施設が建設されていて壁面はコンクリートが張られている。画像は下記文献から引用。恐らくこの露頭のものと思われる。調査者は藤岡換太郎氏と思われる。
元々、在るにはあるのだけれど探すのは大変らしいから此処は辞めておいた方が良いと言われて長年足を踏み入れなかった場所なのだが数年前から何度かあるいてみて此処は周辺にも露頭は在るにはあるのだが小規模なのと足元が悪いのか、中々近寄れない(近づいても判断出来ない?)らしい。東側の山道でタマネギ状風化を見せる岩塊を採集して来たが残念ながら砂岩だった。文献は在る。
地質学雑誌第87巻 12号: 「神奈川県大磯丘陵で発見された枕状溶岩」には 837頁:第1図;枕状溶岩露頭位置 838頁:第2図;大磯丘陵東部の地質図 第3図;枕状溶岩露頭(Loc.1) 
「足柄・丹沢・大磯・三浦半島に分布する新生代火山活動のK-Ar年代」にはNo.19=7.89±0.51Maとある。Loc.2:一度現地に行ったが崖が苔むしていて探し出せなかったが可能性は有りそう:沢の水量は少ない。北大磯凝灰質頁岩層・万田火山岩質層(土沢礫岩層に被覆)こちらは狭い水路で冬季には水が枯れていて何とか歩いては入れたが、荒れていて雑木や竹が散乱していてかなり歩き難かった。両側の崖は苔むしていて余計に探しにくい場所です。
場所は、下記がLoc_2で高根側から水路に進入する。西側に老人介護施設の記号が在る場所がLoc_1.南側の電波鉄塔のやや西側二はグスグスに風化している砂岩があるので、砕石場時代にすっかり採掘されてしまったらしい。
尚、この付近は血洗川の源流に相当するが、河口付近の礫浜には緑色岩が存在する。ここの礫浜は興味深い.
序ながら下記の二つの「神奈川博調査研報」の1999年には「足柄・丹沢・大磯・三浦半島に分布する新生代火成活動のK-Ar年代」が、2002年には「神奈川県大磯丘陵に産する火山岩の岩石学特徴」が掲出されている。他にも露頭はあるらしい。

2011年11月20日日曜日

露頭情報:No_300;潮岬浪の浦西側

この露頭に辿り着くのに随分な時間が掛かってしまった。潮岬付近なら色々と文献が在る筈だと思ったのだが、潮岬に在ると書いていても範囲が広くて一体その何処に在るのかが全く判らなかった。
どうやらこの付近からしいのだが探してみて下さい。

露頭情報:No_299;香南市香我美こどもの森

出典は同様に「土佐の自然」第89巻の香我美町。「香我美町の地形と地質」に図2:香我美町の地質概略図 図3:月見山付近のルートマップ 7:玄武岩質枕状溶岩が記載されている。
「四万十帯 新荘川亜帯 月見山メランジェ」であると言う。場所はこの付近か?ルートマップと照合して下さい。http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=333219&l=1334441

露頭情報:No_298;仁淀町大渡仁淀高校下河床

出典は「土佐の自然」第79巻の吾川村編。吾川村の地形と地質;大地の横すべり―中津山・吾川ナップ 7頁 図2:吾川村地域の地層区分  図3:吾川村の地質図 9頁 図4:仁淀高校付近の河原(ルートマップ) 写真:枕状溶岩(大渡、仁淀川原)とある。
更に「仁淀川ユニット;仁淀高校付近の仁淀川の河原(図4)には下流側から玄武岩塊→枕状溶岩→水中自破砕岩(ハイアロクラスタイト)→礫岩泥岩→泥質混在岩と言う変化が見られ、海溝付近で起こった現象が化石に記録されていて、野外観察には面白い場所」とも書かれているので観察には良さそうな雰囲気です。場所はhttp://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=333231&l=1330744