原則更新を停止します。 このブログは地質の素人の現70歳の素浪人が、地質図・論文・websiteを閲覧して露頭情報を収集し、その情報と主に足で稼いだ露頭画像を御紹介してきたブログです。素人故の恐れ知らずで取り組んでしまいましたが、残る人生の短さと現在の体力を歩き残した露頭の余りの多さとを天秤に掛けるとそろそろ「撤収」を考える時期だと思い至りました。 火山カメラの映像をUPしてまでこのブログを維持するのも如何かと思い至りましたので、このブログの更新を停止する事と致しました。 枕状溶岩関連記事についてはそのまま残そうと考えています。2年程度の心算で、2009年9月8日に始めたこのブログがここまで続けられるとは思って居ませんでした。 長い間お付き合い頂き有難う御座いました!
2012年4月19日木曜日
露頭情報:No.518;岩内郡共和町本村国富トンネル旧国道沿いの崖
出典は「日本地質学会北海道支部:北海道地質百選」国道5号千国富トンネルの粗粒玄武岩,地図・露頭状況写真有;下部に柱状節理有。
地質百選のアドレスは
http://www.geosites-hokkaido.org/geosites/site0378.html
4枚目の画像に枕状溶岩が掲載されている。クリックで拡大できます。地質百選のTOP頁は
http://www.geosites-hokkaido.org/index.html
露頭情報:No.517;静岡市葵区高山
静岡市「葵区」は実に広い!出典は前項同様「清水地域の地質」。此処は瀬戸川層群。 この「Ⅳ.瀬戸川層群 Ⅳ.2.高山衝上体」の項に、17頁:第8図;瀬戸川帯南部の地質図,18頁:第9図;「清水」地域の瀬戸川帯地質図,22頁:最下位の玄武岩溶岩は高山付近にのみ分布し、一部に枕状溶岩を伴う。」と記載有。
これも高山の山頂付近の座標を示すので、地質図を頼りに調査するしかないですね。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=350304&l=1381904
尚、この地域における玄武岩については古い文献だが静岡大学から公開されている「瀬戸川累層群中の超塩基性岩 (II) : 静岡市美和高山のピクライト玄武岩」がある。基は「地学しずはた. 21, p. 15-17」。16頁に分布図が在り高山の東側斜面から南側斜面に掛けて分布している事が記されている。
この露頭部分はかなり傾斜がきつい部分なので調査は厳しそう。南側の林道がぎりぎり分布地域に接しているかもしれない。
露頭情報:No.516;静岡市葵区大岳~天狗岳間
出典は清水地域の地質。この「Ⅳ.瀬戸川層群 Ⅳ.1.大岳衝上体」のこ項に、17頁:第8図;瀬戸川帯南部の地質図,18頁:第9図;「清水」地域の瀬戸川帯地質図,19頁;(3)超塩基性-塩基性岩類,20頁:塩基性岩は主として玄武岩からなり、一部に枕状溶岩を伴う。鏡下での観察によると斜長石を含む無斑晶玄武岩を主とし、少量の単斜輝石斑晶やガラスを含む事がある。斜長石はしばしば針状や骸晶等の急冷構造を示す。」と記載されている。
大岳(1108.7m)から天狗岳(大岳の南:1026m)に掛けて分布する玄武岩で長径10m~1.5kmの岩体として存在するようだ。
場所は詳細不明の為取り敢えず大岳の座標を記す。地図上では南の天狗岳に向かう登山道は記されていないが・・・http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=350906&l=1381643
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