2010年11月27日土曜日

下田市爪木崎(15)

殆ど平行に重なった地層が緩やかに海側高で傾斜しています。海側にかって大型の火山が有ってその裾野が見えている訳ではなさそうです。この附近は湯ヶ島層群よりはやや新しい「白浜層群」ですから浅い海の堆積物の筈ですね。爪木崎から須崎への海岸沿いの遊歩道沿いに見える風景です。伊豆半島が海底火山から衝突により浮上して来る過程で傾動した証拠なのでしょうか?

2010年11月26日金曜日

下田市爪木崎(14)

爪木崎の柱状節理群。前の画像から須崎への遊歩道を少し先に進んだ場所のもの。
これまで400枚余りの画像を掲載してきたが、(一部シールドトンネルなどの画像も含まれているが)枕状溶岩の画像だけでは無く、周辺にどのような地質環境が存在するかと言う事も段々判ってきたので、その附近も含めた画面の構成にしたいと考えて居る。
爪木崎の画像はもう一枚で終る。次は色々と真贋論争があるらしい、同じ下田市の板見漁港へとご案内したい。
この附近には興味深い侵食模様が岩石の表面に刻まれているので、これをもう一つのブログでご案内しようと考えて居る。(現在は玄武洞の柱状節理をご案内中なのでこれが終り次第)

2010年11月25日木曜日

下田市爪木崎(13)

爪木崎灯台の裏側と言う表現が正しいかどうか? 判らないが柱状節理群との境目附近。後で考えるとこの附近には枕状溶岩が有りそうな!などと思ったのだが後の祭り。やや緑色を帯びているのは、グリーンタフと同様に海域での凝灰岩層なのだろうか?

2010年11月24日水曜日

下田市爪木崎(12)

海岸に横たわるメランジェ。この附近は白浜海岸と同じ白浜層群らしいが実に不思議な地層が様々に分布している。この後に訪問する下田市内の板見漁港附近には枕状溶岩の本物と偽者が直ぐ傍に存在していて静岡地学会でも議論になったらしいのだが、この附近にも面白い地質的景観が存在するので来週辺りは「まくら状溶岩の露頭」ブログでは、その真偽両方のまくら状溶岩を見ながら「土と岩の表情」ブログではその興味深い地学的景観を見て頂こうかななどと考えて居る。

2010年11月23日火曜日

下田市爪木崎(11)

光って表面が見えないのは確か1円硬貨だと思うのだが、この赤茶色の酸化色の部分を捕獲岩と観るか?枕状溶岩の表面の一部分と観るか?あるいは角礫凝灰岩と考えるか?数箇所の枕状溶岩を観察し始めた頃に、山北の高瀬橋を訪れた時には表面にある角礫状の岩があまりにもごつごつし過ぎていてこれが本当に枕状溶岩なのか?直ぐには信じられなかった。ハンマーのピックの方でチョット礫状の間をつついてみたい欲望に駆られたが、次は季節外れに来る事にしたい。これは多分角礫凝灰岩なのでしょう。

2010年11月22日月曜日

下田市爪木崎(10)

爪木崎は水仙と柱状節理が有名で小さな入り江は海水浴客も訪れる。これは灯台の傍の少し離れた島。断層でスッパリと切断されたような岩の表面が見える。その向こうの緑が少し見えるしまも同様。また、灯台傍の丘の脇も数mの凹地が存在する。断層だろうと思うのだがあらためてこの附近の地質図を見て居ないので?
この附近の「枕状溶岩」の画像は他には無いのだが周辺の興味深いと思われた画像をあと数枚御案内したい。

2010年11月21日日曜日

下田市爪木崎(9)

これは前に掲げた二枚の「枕状溶岩」画像の直ぐ横にある岩体の画像です。前の画像を含めて緩やかな曲線が続いていて、これも「枕状溶岩」なのだと思い込んで通り過ぎましたが、これは意外と偽者の「枕状溶岩」かもしれないと思い始めています。曲線が隣まで繋がっていたり、どんな順番で堆積したのか?チョット理解出来ない部分が幾つかあります。機会を作って再検証したい場所です。