2010年7月24日土曜日

銚子市古銅輝石安山岩(4)

古銅輝石安山岩の展示されている岩体の表面は様々です。この様に小さな板状節理の様にが見える場所も有ります。冷却節理と見て良いのでしょう。
ハンマーの歯先の左手、或いは画面の右側で節理の出来方が変化しています。

2010年7月23日金曜日

銚子市古銅輝石安山岩(3)

ここの古銅輝石安山岩は意外と緻密です。保存公園には元々在った状態の溶岩と共に、岩石材料として切断加工したものが置いてあります。まさかハンマーで叩いて断面を見る訳にはいかないので、その加工した岩石の表面を接写してみました。ピントが合っているのか? ぶれているのか? 判り難い画像ですがスケールは100円硬貨です。

2010年7月22日木曜日

銚子市古銅輝石安山岩(2)

昨日の画像と良く似た画像が昨年9月19日の「うぐいす谷温泉」の項目に2枚あります。水底を流れた溶岩がその下の堆積層と接触している部分です。陸上を溶岩が流れた場合には下部層との境目に気泡の目立つ層がありますが、水底での接触部には気泡部分は原則としてありません。今日の画像は下部層との接触部ではなくて溶岩の表面を示しています。場所は銚子の観光スポット「銚子ポートタワー」近くの川口町にある「銚子古銅輝石安山岩保存公園」。港湾工事で露頭が消滅する為この場所に移設されたものです。現在はこの先の防波堤の脇に所々露頭がある様ですが危険なので、干潮時に長崎鼻で観察する事をお勧めします。

参考用に以前浅間山隣の高峰山登山道で見掛けた陸上溶岩の断面をご紹介しておきます。溶岩層の下に発泡した部分が良く見えます。

2010年7月21日水曜日

銚子市古銅輝石安山岩(1)

銚子の古銅輝石安山岩を「枕状溶岩」と呼ぶのは正しくは無いのだが、久野久先生が1968年に「火山」に発表した「水中自破砕溶岩」の論文の中に、「玄武岩質溶岩が水中を流れると、枕状溶岩を形成することは広く知られている。・・・・・日本その他環太平洋火山帯仁普通な安山岩や石英安山岩溶岩が水中を流れた場合には、どのような構造を呈するかについては、殆ど報告されたものが無い」として「山梨県富士山麓,静岡県伊豆半島,神奈川県箱根,大磯地方,千葉県銚子,茨城県袋田」などで溶岩の産出状況を調査された事が書かれている。従って、銚子の「古銅輝石安山岩」も「少なくとも水中を流れた可能性が高い」と考えここで紹介する事にした次第です。

2010年7月20日火曜日

鴨川市橋本西方西玄武岩(2)

ここの枕状溶岩の画像はこの2枚だけ。露頭は狭く見つけ難い。風化して入るが年代的には房総半島では比較的新しい部類に属する玄武岩らしい。詳細は沢山の研究者の方々の論文を探して読んで見て下さい。
昨日は8月末に予定している山陰方面の旅で見学地の選択とそのコースチェックに夢中でこのブログの更新をすっかり忘れていた。明日からは千葉県銚子に沢山の露頭が有る「古銅輝石安山岩」の露頭を少しご案内したい。その後は、鴨川漁港周辺の幾つかの露頭を見た後で、静岡県内の枕状溶岩を辿ろうと考えています。

2010年7月18日日曜日

鴨川市橋本西方西玄武岩(1)

少々判り難い場所に在る小さな玄武岩の露頭。一般道に面していないのと、ほんの少し高い位置に有る為に車で傍を通りかかっても気が付かない可能性が高い。事実、今月初旬に画像を取り直そうと思っていたが結局通り過ぎて諦めてしまった。
No_326 http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=350523&l=1400143

かなり風化が進んでおり、露頭前の道路には破片が散らばっている。