2011年7月23日土曜日

丹沢湖玄倉のピカピカの露頭_34

色と組織が異なる部分を少し近づいて大きく見てみましょう。この岩体の場合はその部分は凹んでいます。これだけ割れ目が多いと侵食にも弱いのでしょうね。薄片を製作して偏光顕微鏡で観察すると両者の組織の違いが面白いかもしれませんね。

露頭情報:No_115;徳島県佐那河内村天一神社石垣

資料は「地学のガイド 徳島県」だが、この神社の石垣について触れられた資料は結構存在する。場所は下記らしい。有名な場所なのかYahooの地図にも神社名が記載されている。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=335859&l=1342728
例えばこのHPにはこの神社の石垣と上流に在ると言う枕状溶岩の露頭についても触れている。
http://space.geocities.jp/yazapie/nikki07.htm
上記に記載されている「府能谷の枕状溶岩」はこの次のNo_116。
尚、地質ニュース1973年に「三波川~みかぶ帯の緑色岩類 その形式と変成作用」が掲載されている。

露頭情報:No_116;佐那河内村府能谷

この露頭についての資料は「地学のガイド 徳島県」場所はこの附近らしい。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=335847&l=1342502
前のNo_でも紹介した下記のHPにも紹介されている。この方のHPはトップに入れないので、イレギュラーだけれど“nikki”の後の数字を適当に入れ替えて時々覗かせていただいている。目次:インデックスを作ってくださればと思うのはこっちの身勝手かな?
http://space.geocities.jp/yazapie/nikki07.htm
参考文献に「玄武岩中の希土類元素の分布」がある。日本大学文理学部の研究紀要(1986)らしい。
他にも徳島大学自然科学研究第23巻3号73-81頁に「四国中央部,西石原地域における御荷鉾緑色岩類の地質構造」(2009)等がある。

2011年7月22日金曜日

露頭情報:No_114;西予市・吉田町境の歯長峠南

「愛媛の自然をたずねて」が参考資料。149頁に「法華津峠~歯長峠附近地質図」がある。その記載内容から下記の附近と考えられる。この露頭に付いては他の資料は得られていない。尚、露頭は点線で描かれた林道側かもしれない。ガイドブックの前記地質図では林道の下に地点⑥の記号が示されている。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=331924&l=1323321

2011年7月21日木曜日

露頭情報:No_113;大洲市十二月野

十二月野:しわすの と呼ぶ地名らしい。これも「愛媛の自然をたずねて」が参考文献。場所は下記附近らしいが詳細な場所は特定出来ていない。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=332703&l=1324014
No_112の露頭位置と余り離れていない。鹿野川ダムの周辺にも露頭が有ると書かれている。情報は少ない。

丹沢湖玄倉のピカピカの露頭_32

これも中間的な岩相を示す岩塊。周辺の枕状溶岩と同じ様な境目らしきものも見えるが、茶系の脱色部分(?)がその境の中央に位置している訳でもない。興味が有れば、2010年4月6日⇒26日の高麗川、摩利支天の露頭画像を見て頂きたい。

2011年7月20日水曜日

露頭情報:No_112;大洲市肱川中野小学校附近

これも「愛媛の自然をたずねて」が唯一の資料。但し、地質学雑誌に2008年に掲載された「四国西部の秩父累帯北部における構造層序」がこの露頭に関係在るかもしれない。場所はこの附近だろうか?肱川に掛る「鹿野大橋」の下流右岸に学校のマークがあるこれが小学校らしい。但し、文章を読んでいると小学校と中学の位置関係が逆に思えるのでこの場所を選んだが、或いは橋の上流の支流との合流点附近かも知れない。多分此方が正しいと思っている。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=332738&l=1324048
ガイドブックには「鹿野川大橋下流右岸、肱川中学校南側の道路沿いに枕状溶岩の露頭があります。この溶岩は橄欖石を含む球顆玄武岩で、変性作用を受け、緑泥石、パンペリー石・スチルプノメーレン(?)が形成されている。」と書かれている。
*説明と地図の「肱川中学」の位置関係が異なって居て、鹿野川大橋の下流にあるのは「中野小学校」である。「肱川中」は橋の上流(ダム側)。添付された地図では・・・判り難いですね。
データUPの順番を間違えてしまった。
台風の迷走で睡眠不足!今日の勤務は辛そう!

2011年7月19日火曜日

丹沢湖玄倉のピカピカの露頭_30

大量の枕状溶岩の中に少々異形の緑色岩が存在する。内部に緑色で無い部分を持つ。枕状溶岩らしい放射状節理も、急冷縁も持たず、周辺の枕状溶岩にはこの様な「核」の様な緑色では無い部分は存在しない。処が、この様な色調と岩相の異なる「核」を持つ枕状溶岩は他の場所では珍しい事では無い。何故か横向きの画像が今日は原画を回転させても新たにオリジナルからトリミングしてみても立て位置の画像になってしまう。何故だ!

露頭情報:No_111;西予市中久保林道

愛媛県の枕状溶岩の露頭については「愛媛の自然をたずねて」に依拠する事が大きい。122-123頁にこの露頭の案内地図がある。露頭②’の説明には「この林道沿いには激しい海底火山の活動を示す枕状溶岩、ラビリ凝灰岩、凝灰岩、凝灰角礫岩等を観察出来ますがこの地点の枕状溶岩の露頭は見事なものです。」と書かれています。①の地点、林道を下って林道が川の右岸から左岸に変わる辺りにも露頭が在るようだ。その露頭については今年4月7日にご案内しているデータ番号No_008です。岩鉱に資料が在るので、その項目をご覧頂ければ幸い。場所はこの附近でしょう。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=332938&l=1325535
尚、西予市にはNo_261がある。

2011年7月18日月曜日

丹沢湖玄倉のピカピカの露頭_29

前の画像と余り変わらないので恐縮だが、ハンマーのスケールが入っているのと、流れの側の側面が少し見えているので採用。

露頭情報:No_109;久万高原町面河発電所附近

この露頭も「愛媛の自然をたずねて」に記載されている。113-119頁を参照の事。「落出橋 ① 落出駅(バス)付近から面河(おもご)第二発電所までは海底火山の活動した玄武岩質岩石が分布し、落出橋の下流側で枕状溶岩が観察出来る。」
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=333308&l=1330017
地質学雑誌(2009)年に「四国西部柳谷地域における北部秩父帯の大規模逆転構造」が掲載されているので地質構造の参考になりそう。講演要旨ならば
四国西部,北部秩父帯における海山起源岩石と粗粒砕屑岩の地質学的関係
四国西~中部,北部秩父帯におけるジュラ紀付加体と先ジュラ系との地質学的関係 他がある様です。

露頭情報:No_110;久万高原町黒川吊橋

愛媛県の露頭情報は「愛媛の自然をたずねて」だけなのだろうか?
面河発電所に近いが支流の黒川の分岐点近くに露頭が在る。「千代川橋を渡った所の右岸側の露頭は,火山弾や岩片が集まって出来た火山角礫岩~集塊岩から出来ており少し南に登ると枕状溶岩や発泡した溶岩が分布します。この付近の河床の露頭も玄武岩質火砕岩の観察に適しています。 凝灰岩類としては,凝灰岩・ラピリ凝灰岩・結晶凝灰岩があります。凝灰岩は,直径4mm以下の火山ガラスを主とする粒子の集まったもので,なかには葉理のみとめられるものもあります。直径32mm以下の火山礫を含む火山礫凝灰岩,輝石などの結晶を含む結晶凝灰岩があります。直径2cm以下のチャート・粘板岩・溶岩の角礫~円礫を含むもの・火山角礫岩・角礫凝灰岩です。」とある。場所はこの附近と考えて良さそうだ
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=333222&l=1330023

2011年7月17日日曜日

露頭情報:No_108;八幡浜市真穴地区

「愛媛の自然をたずねて」に記載があるのだが、「学校前の停留所より約150m八幡浜よりの海岸沿いにハイアロクラスタイトと溶岩や枕状溶岩の破片を含むピロープレッチャがあります。」と書かれているので多分この附近を探せば良いのでしょう。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=332416&l=1322323
直接この露頭の事を記述している訳では無いが、日本地質学会1971年大会の講演要旨“395”に「真穴構造体の地質と構造」がある。