2009年9月30日水曜日

埼玉県曽沢川上流(4)

枕状溶岩断面の接写です。淡い斑点が外側にまばらになって居る様子が観察出来ます。これが単に気泡を充満したものならこの様にはならないと思われます。スケールは23mm。
前日の画像と見比べて頂ければと思います。
これを薄片にして偏光顕微鏡で観察して見たいものですが、偏光顕微鏡歴20時間程度の小生にはまだまだ叶わぬ夢です。

枕状溶岩は、原岩の成分・噴出環境・生成した年代・経過した圧力と温度・晒された熱水条件やその後の周辺環境等、実に様々な条件で現在に至っているので、我々が見る事の出来る岩石の表情も様々ですネ。
それらを全て「枕状溶岩」として括れるのは素人には実に楽な話ですが、逆に、日本国内の600箇所を越える露頭の情報をどのように整理していくか?かなり大変な事に取り組んでしまったものだと思います。後、何年生きている事やら・・・

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