2011年3月28日月曜日

東北太平洋沖地震:6;このデータをどう読みますか?

気象庁が最近公表したデータの中に興味深いものが在ります。
今回の「東北太平洋沖地震」の第28報です。コピペでご覧下さい。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1103/25b/kaisetsu201103251730.pdf
全文で21頁ですが、その15頁から18頁附近をご覧頂きたいのです。本震前後の地震活動状況が、マグニチュード別に3枚のグラフで表示されています。黒実線で示された「a領域」の地震が時系列に表示されていますが、何故か? 今回のフリップが発生した領域がその領域から外されています。18頁のマグニチュード6以上の図には、1年前から大型のしかも浅い地震の記録があります。
経験工学的な地震予知研究において、何故この様な地震が見過されてしまっていたのか?近代地震学の歴史が100年程度でしかないのに、1000数百年前の大津波の記録を読み解けないのと同様に、このデータは1000年後の日本において(その頃は、日本全土が放射能汚染で人類は生存していないかも知れませんが)「参考」になるのでしょうか?
素人の小生にはなんともコメントのしようがありませんが、皆さんはこのデータをどのように読み解かれるのか?明日は早朝から静岡方面への出張の為、ブログの更新が出来ないかもしれません。

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