今日は枕状溶岩の標本2個を見る機会がありました。最初の枕状溶岩は、博物館での地学の勉強仲間が持ち込んで、どんな石か聞かれたもので上の画像のもの。上側が外側の表面でこれに直角に冷却節理が伸びている。珪質化しておりかなり緻密になったもので、鮮やかなチャートのようになっているのが嬉しい。気泡は方解石か沸石が埋めているのだが、これも変質している。残念ながら薄片を作らないとその鉱物は判定出来ないがうらやましい標本でした。但し、現在は個人の所蔵品だが30年目に植木屋での「購入品」なので産地は不明。折角、冷却節理面がきれいに構成されているので、薄片用サンプルを切り出すのも・・・
もう一つの枕状溶岩は14日にご案内したガードレールに引っ掛かった枕状溶岩の破断片。こちらは緑が実に美しい。 足尾帯の枕状溶岩。気泡は既に変質した鉱物で塞がれておりその境目も判らぬほどに変質が進んでいる。画像ではその気泡を埋めた鉱物が観難いのが残念。こちらは薄片を作成する事になりそう。
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