2011年11月2日水曜日

露頭情報:No_653-4;桐生市黒保根町水沼

これが、この枕状溶岩に巻き込まれた石灰岩の表面です。少し変わった雰囲気です。足尾帯は様々な文献で海山起源の付加体と指摘されている様です。
佐野付近の石灰岩の基底部分には玄武岩が存在します。桐生市付近では玄武岩とチャートが卓越していますが、小平の鍾乳洞や桐生川上流の高仁田橋付近にも石灰岩が在り、更に上流では石灰岩を採掘し足尾に運んでいたという記録も有り、石灰岩は珍しくは無い様です。でも、この産状は少々珍しい様に思います。少し古いですが宇都宮地域の5万地質図をご覧になって下さい。20万のシームレスでも同様の事は判ると思います。

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