2009年10月19日月曜日

埼玉県皆野町浦山の蛇紋岩露頭(4)

間違いの露頭情報に揺さぶられたけれど、これまで見た事の無い蛇紋岩の岩相を見る事が出来たのは大きな収穫。この画像は繊維状の岩相を示す蛇紋岩。これもフイールドで現物を見るのは初めて。アスベストの原料になるのはもっと繊維状:絹糸状で直ぐにほぐれる。
いずれ岩相の異なる嶺岡や衣笠の蛇紋岩も、枕状溶岩と共にご紹介する機会があるでしょう。
今では信じられない様な話だが、小生は子供の頃アスベストの埃が舞い散る工場の中で遊んでいた。1955~1960年頃の話だが、母親がアスベストを金網の間に挟んで化学工場や製鉄所の配管の保温材を作っていた。仕事を終えると睫毛が真っ白になって居た。工場敷地内に住んでいた私には米俵の様なアスベストの袋が積み重なった倉庫はターザンごっこには最適の遊び場だった。MRI等で喉の検査を受けているが今の所は発病の気配は無いらしい。
余談ついでに、この蛇紋岩⇒アスベスト⇒健康被害ではない。蛇紋岩露頭を恐れる事は無い。
これは国立科学博物館のアスベスト問題に関するHP
http://www.kahaku.go.jp/event/2006/asbestos/gaiyou.pdf
同じく国立科学博物館の子供向けの頁 http://www.kahaku.go.jp/event/2006/asbestos/child.pdf 地質標本館の石綿 アスベスト についての解説は http://www.gsj.jp/Muse/wadai/asbestos/asbestos.html

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