唯でさえ、正確なピンポイントの露頭位置が判明していない事が多いのに、表題からして「詳細露頭位置不明 トマム川流域」なんて書かれたら、なんじゃこりゃ!と思われるのは必至!
でもね、そんな情報も多いのですよ。地質図や地質研究者の論文は!
出典は「落合地域の地質」。この「Ⅳ 先白亜系 Ⅳ.2.空知層群 Ⅳ.2.1.山部層 1トマム輝緑岩質岩層(9頁)」にこんな記述があります。「(山部層)この地層は図幅の西端部に空知川からトマム川南方にかけて南北に細長く発達している。輝緑岩質岩の厚い複合体・・
トマム輝緑岩質岩層の項には「この岩層は、輝緑岩、スピライト、スピライト質ひん岩、凝灰質岩など、いろいろの輝緑岩質岩類からなる複合体である。しかしその大部分は暗緑灰色を呈し、典型的なオフィティック構造をもった細粒~中粒の輝緑岩から構成されている。
トマム川流域では、一部に枕状の構造をしめす枕状溶岩がみとめられる。
古い北海道の地質図を拡大して現在の「うおっ地図」と比較していると、「トマム川」って、何処までがトマム川で何処から名前が変化するのか?判り難いものです。
1/25000電子地図では以前と異なり地形図の範囲が示されないので、「図幅の西端部」なんてのは本当に判り難いものです。なんて言い訳ばかりですみません!
今の地形図では「鵡川」と表記されていますが、現トマム川(狭い範囲の)付近にはこの地層が分布していない様なので参考座標は下記としました。北海道の地質図は公開されているのでよく吟味して露頭を探して下さい。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=430239&l=1423125
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