2011年5月3日火曜日

富士山周辺 海底火山の痕跡を旅する

4月30日から5月の2日までの3日間。此処千葉県柏から790km程のドライブをし、富士山周辺を反時計周りに回って枕状溶岩の露頭を訪ねました。
主要な目的地は1日1箇所。
4月30日は甲府の南で精進湖の北。市川三郷町の芦川流域。この川の流域には枕状溶岩の露頭が数多く、特に「観音城」は規模も大きいので再訪し少し画像のデータベースを増やしておこうと考えたもの。規模にはやはり圧倒された。
画像は精進湖と甲府を結ぶ国道358の露頭。芦川沿いの県道36号への分岐(信号有)の甲府側のカーブにあるので観察は危険(今回車を反対側の空所に移動するタイミングが悪く対抗車両から罵声を浴びせられた!反省!)この下の露頭はモルタル吹き付けで消失!
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=353201&l=1383448
5月1日は雨だったので(この日は白馬附近で数名の遭難者が出たほどの悪天候)半ば諦めて山梨・長野県境の野辺山電波天文台を見学。午後に少し天気が良くなる兆しが見えたので、短い時間だったが市川三郷町の標高1117.6mの大畠山にある「四尾連湖」を訪問。残念ながら泥岩しかなさそうだと思われたが、やっと風化した緑色岩を発見。雨に降られてこの山の中を歩くのもしんどいので途中で諦めた。薄片でも作ってみるか!此処は前日の芦川からそれ程の距離でもないので可能性はありそうなのだが、地滑り関係の論文で「らしい」情報が有っただけ。富士川を下りながら対岸の露頭を望遠レンズで撮影。(何故か左岸に露頭が多い)
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353146&l=1383102
5月2日は丹沢湖。昨年の1月に「枕状溶岩磨き隊」・「玄倉枕状溶岩探検隊」の方々が磨き上げて下さって、丹沢湖東部の玄倉(小菅沢)にある露頭。枕状溶岩だけで無く興味深い岩石も散見!神奈川県立命の星・地球博物館の「自然科学のとびら」2010年6月号の表紙を飾っている。
http://nh.kanagawa-museum.jp/tobira/16-2/tobira61_1kadota.pdf
丹沢は千葉県からでは(若い頃ならまだしも)中々行き辛い場所。
東京に出て来た20歳の頃に、当時の友人が丹沢に惚れ込んでいて、教職の勤務先もこの山を歩き易い場所にと当時の住まいだった新宿から玉川学園を選び、良く誘われたものだが当時の小生は東北の火山一辺倒だったのでとうとう歩く機会が無いままだった。場所は下記、アクセスはとても良い。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352508&l=1390444

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