「地学のガイド 埼玉県」には、現地ぼ案内図「図5-31」が示されているが、国道から沢に入る地点に個人の住宅が有り入れない。大きく上流側から回り込んでこの沢には辿り着いたが縦横に猪除けの網や柵があって自由に歩き回れないので諦めてしまった。上流には「溶岩チューブ」等も在るように書かれているが、生野谷(しょうのかい)附近まで遡ったが判らなかった。途中公園が在って怪しい緑色岩を見たが違っていた。
「地学のガイド」の案内文を一部引用すると
「観察 3 苅米(かりごめ)林道に向かうハイキングコースが沢を越えると(此処が公園のある場所だと思うのだが),すぐ右手(左岸)に大きな露頭が見えます。暗緑色をした玄武岩質の塊状溶岩が4枚見られます。成因は岩床状溶岩流と呼ばれ,周辺は枕状溶岩およびハイアロクラスタイト質角礫岩でおおわれています。溶岩の厚さは全体で4~6mに達しています。溶岩に近づいてルーぺで観察してみましょう。中央の部分と周辺の部分を比較観察すると溶岩の造りの違いがわかります。中央部が粒が荒く,周辺部が細かい粒でできています。溶岩の下位は角礫質枕状溶岩からなります。(あるいは公園の造成で露頭が削られたのだろうか?)
「観察 4」観察3から上流,約100m行くと暗緑色を呈した枕状溶岩と角礫質枕状溶岩が分布しています。枕の大きさはO.6~1mで,長さが2~3mあり,横に延びています。枕状溶岩の一般走向はN20W-6°Sを示します。さらに,ゆるやかな沢を少し登ると両岸にほぼ円形を示す,溶岩のトンネル(歯磨きチューブのようなマグマの通路)が出現します。本溶岩は,緑灰色~緑色を呈する粗粒玄武岩からなり,形は長径約3mの円筒形で,チューブの方向はEW~N2°Wを示します。周辺は枕状溶岩と塊状溶岩からなり,これらの溶岩群を供給した主要通路であったものと考えられます。」
何れもう一度トライしたいと思っているが、此処までいくなら二の瀬橋上流の蛇紋岩や枕状溶岩の露頭をもう少し詰めて見たいと言う気持ちが強くてそちらに行ってしまっている。この沢で間違い無いでしょう:
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=355845&l=1390750
0 件のコメント:
コメントを投稿