2011年8月14日日曜日

露頭情報:No_144;京都府京北町葦見谷

基本的な資料は1/50,000地質図の「京都西北地域の地質」。Ⅲ.4. Ⅰ型地層群 (P31) Ⅲ.4.2.緑色岩類 (P32) 32頁 第18図:Ⅰ型地層群の三畳紀枕状熔岩の産状スケッチ(下西他原図:京北細野芦見谷川中流の河床)図中の走向傾斜はピロー内に見られる半円形断面の空洞(網掛け部分)の平坦面で測定。 33頁 第3表:芦見谷川の三畳紀緑色岩の化学組成など。 北桑田京北町芦見谷:Ⅰ型地層群中の緑色岩は・・・芦見谷中流部では河床に良好な露頭があり,最大層厚は130mに達する.大部分は枕状溶岩よりなるが,ピロープレッチャを伴う。ハイアロクラスタイトも認められる.ピローは一般に青紫色,赤紫色ないし暗緑色を呈する.個々のピローには,伸長方向で膨縮の顕著なもの,滴型のもの,ピローの上面または下面に径5-10cm程度の瘤状突起を持つもの,ピローの内部に半円形断面の空洞を持つものなどのタイプが識別できる.ピローの間隙は淡緑色のハイアロクラスタイトで充填されている場合が多い。露頭位置は恐らくこの附近だろう。 
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=350628&l=1353751
京都府のレッドデータブックに「六射珊瑚」の露頭として登録されている。但し、この露頭は失われたとの情報もある。露頭は大切にしたいものだ。

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