この露頭の位置と、露頭情報:No_007;深田沢(位置情報がハッキリしないので省略した)の関係がイマイチ判らない。参考にした資料は1/5万「陸中大野地域の地質」と、岩手県立博物館HPの「これなあに?」のなかの「枕状溶岩」の記載。 前者は、第11図に道路工事で削られた雰囲気の「沢山川層中の玄武岩枕状溶岩 久慈市茅森附近の国道281号線道路傍」画像がある。 後者は、本来は岩手県立博物館のHPらしいが「これなあに?」からは入れないが、「これなあに?」に“Return”で戻れる「久慈 枕状溶岩」の検索でヒットする頁。此方は「久慈市山根町滝深田沢 沢山川層 三畳紀」としてある。此方も採石場か?道路脇の雰囲気である。
「陸中大野地域の地質図」には沢山川層に関して、「沢山川層は,本地域の南縁部をほぼ東西に流れる久慈川の支流,沢山川の流域に広く発達し,小貫(1969)はこの流域を模式地としていたが,杉本(1974)は他層との関係がより明らかな久慈市山根町滝―深田間の深田沢流域を模式地として改めた。本層は,玄武岩を主とする溶岩・凝灰岩を主体にした火山岩累層で,一部では枕状溶岩がよく発達し,火山円礫岩も挟まれる(第11図)。また,上部ではLぱしぱ粘板岩を挟むところがある。本地域南東部久慈川の久慈渓流沿いによく発達し,枕状溶岩による上下判定で,明らかな逆転構造を示す露頭がある。また,ここでは走向性断層や転倒摺曲構造によって安家層とともに繰り返L露出する。」と記載されている。
従って、前者の「滝-深田沢」の模式地は、例えば下記のポイントを含む深田沢沿いに露頭があると思われる。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=400757&l=1414149
後者は、国道281号線の久慈渓流附近として下記附近と考えた。この道路1980年頃に!、陸中海岸を歩く為にバスで散々通過していた道路なのだが見ていなかった!残念
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=401040&l=1413839
この附近については、文献は多い。
「北上外縁帯の地質 白亜紀地殻変動の証を追って」:地質ニュース1979年
「北上外縁帯の緑色岩類 層序的位置と産状」地質学雑誌 第85巻 1979年
歴史的な観点からは「北上外縁帯,岩手県小本・田野畑地域の中生層」東北大学地質古生物研邦報等
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