2011年9月11日日曜日

露頭情報:No_196;三つ峠・達磨石

「地学のガイド 山梨県」に掲載されていた情報ですが詳細は不明です。此処には「達磨石の石碑付近から地形が急に険しくなっています。地質に関心の有る人なら誰でも「断層でもあるのかな」と思うほど大きく変化しています。此処から上は川口累層で、三つ峠山頂まで続きます。安山岩~玄武岩質の角礫凝灰岩が主で所々で角礫は大きくなり、噴火の激しさを物語っています。又、地層の厚さが700m以上もあり、登山する事によりその火成活動のエネルギーの大きさが実感として判ります。この地層には、枕状溶岩流や、ガラス質のきれいな緑色凝灰岩もみられます。」と書かれています。
従って、達磨石付近に枕状溶岩が在ると判断した次第で、達磨石そのものが枕状溶岩か否か?は不明です。場所は下記を参照下さい。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353222&l=1384916
尚、この付近の地質と枕状溶岩の存在についての資料を他には入手していないが、山梨県環境科学研究所の2007年の研究報告に含まれる「富士山の基盤の地質と地史」には、三ツ峠付近の地質に触れています。この資料はネットで入手可能です。この山の山行記録が沢山あるので、その中の画像を調べてみたが、一枚にそれらしき画像が在るが画像が小さすぎて判定出来ない。少なくとも「達磨石」は枕状溶岩ではなさそうです。

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