まさか、鳥海山のこんな麓などに枕状溶岩が存在するとは!等と数年前までは、火山地域の地質図は殆ど見て居なかった(火山の事を調べる事があっても、その時に基盤岩の項まではチェックしなかった)のだが、偶々火山の事で調べている内に枕状溶岩の記述に出会って驚いて火山地域の地質図にも目を通し始めたものだ。此処は新第三系・青沢層が分布している。
出典は「鳥海山及び吹浦地域の地質」。この Ⅲ.新第三系 Ⅲ.3. 青沢層, 11頁 第10図 鳥海山及び吹浦地域の地質総括図, 16頁 第11図 青沢層の岩相柱状図, 第12図 青沢層の玄武岩角礫岩(八幡町,鹿ノ俣川下流)気泡に富み,急冷縁を持つ岩片を含む岩片は長径1mから数cm程度気泡に富み急冷縁を持ち,アメーバ状の形態を呈している事が在る。」と記載されている。
場所は下記付近らしい。基盤の青沢層が露出していると言う事になる。場所ははっきりしないのだが、基盤高度が何処まで上がっているのか?ネットで地質図を良く確認して訪ねて見て頂きたい。
鳥海山は数十回歩いているが、残念ながらこのコースも歩いていない。
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