2011年12月16日金曜日

露頭情報:No.370;秋田市大平矢櫃沢

出典は地調月報第37巻第7号に掲載された「秋田県中部における中新世中期塩基性岩の海底火成活動」この文献には他にも多数の露頭情報が、正確な位置情報には欠けるが、355頁 第1図:調査地域の地質概略図,356頁 第2図:砂小渕層の柱状図,357頁 第3図:五城目町東部の砂小渕層岩相図,358頁 第5図:砂小渕層のシート状の熔岩,枕状熔岩及びこれに含まれる石灰岩質泥岩の産状(五城目町阿仁又沢中流)等として記載されている。
文献は地質調査所のHPで閲覧出来るので確認する事。この文献に準拠(と言うほどでもないが、頼った位置情報は大体この付近を探すしか無いだろう!程度と考えて頂きたい。柱状図に示された枕状溶岩の記号は見方によって大きく外れてしまう。)
358頁に 「3.塩基性火成岩の産状と岩石学的性質,、3.1.五城目町東部地区の砂子渕層玄武岩の産状」の項に、「砂小渕層は柱状図に示したように,主として玄武岩の塊状熔岩・枕状熔岩及びハイアロクラスタイトからなり、泥岩を挟み,・・・ 本玄武岩は五城目町東部の馬場目川上流付近で最も良く発達し典型的な産状を示している。」と記載されている。
下記にある柱状図を参照。左から3番目が露頭関係。(何故か柱状図がクリックしても大きくならない!)原文献をDLした方が早いかな!
本項の露頭情報については、358頁に「五城目町東部の砂子渕層は大倉又層を覆い最大層厚1000m以上に達し・・・中略・・・下部は多数の溶岩流から主として構成され、ハイアロクラスタイトを挟有する。蕪の中位付近には薄い黒色泥岩が挟有されており、臼内沢から北の又沢まで側方に連続している。溶岩流は1枚の厚さが数10m以下であり、その内部は塊状になっていることが多く、周辺部は枕状溶岩やハイアロクラスタイトへ移化する。・・・中略・・・枕状溶岩は多くの露頭で観察される。
露頭面で見られる枕の長径は通常数10cmで、時に1m以上に達している。・・・
沢の中流と上流に露頭は位置していそうなので取り敢えず此処にマーキング。

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