2011年12月13日火曜日

露頭情報:No.365;富士河口湖町本栖湖湖岸

富士火山の定観噴火の際の青木ヶ原溶岩が本栖湖に流入した際に形成されたもの。
出典は「火山 第2集 第13巻: 水中自破砕溶岩」。126頁 自破砕熔岩の生成機巧(構),富士山北西麓に広がる青木が原熔岩は安山岩質玄武岩でその表面はアア熔岩に特徴的な性状を示す。・・・ところがこの熔岩はその北西端で湖水中に流れ込んだ事が記録に残っており、・・・最近の数年間に湖面が1~2m低下したので熔岩が水中に流れ込んだ部分が現在の湖面近くに露出している。」と書かれている。
精進湖の枕状溶岩と同様、参考文献は、金沢大学の海野進教授による「富士火山巡検ガイド」に詳しい。
この枕状溶岩については久野久先生のフィールドノートにも記載されている。
尚、定観噴火と青木ヶ原溶岩については山梨県環境科学研究所の富士火山(2007)に掲載された「富士火山定観噴火と青木ヶ原溶岩」に詳しい。

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