出典は静岡大学地球科学研究報告,10: 山梨県西部・巨摩山地南部の地質(1984)。この36頁に記載の「Ⅰ.高下ブロック I-1.十谷火山角礫岩 37頁 表2;地質年代比較表」等がある。
中期中新世・高下ブロック・十谷火山角礫岩について此処では「本層は安山岩の角礫岩を主体とし,凝灰岩,玄武岩溶岩,安山岩熔岩を挟在する。・・・玄武岩溶岩は本層の下部に挟在し,無斑晶で気泡を持つ,鰍沢町山王東方には枕状熔岩が露出する。」と記載されている。
「山王東方」は地域として広すぎて特定出来ないが、地質図等から下記付近と想定した。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352942&l=1382450
尚、場所は異なるがアクセスが比較的良いと思われた十谷温泉の「大柳渓流公園」を探索した折の記録を下記などに置いているので参照下さい。ラベルの「山梨、露頭画像」から入ってください。
http://akashi1945.blogspot.com/2011/03/9.html
尚、この地域の水中火山岩類については英文の論文だが、「南部フォッサマグナ巨摩山地に分布する中新世水中火山砕屑岩類の堆積層」が地質学会誌1999年552-573頁に掲載されている。ネットで閲覧可能。
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