残念ながらこの露頭はシュードピローだと指摘されています。仙台市内にまくら状溶岩の候補地があるとは驚きですが、仙台の有名な奥座敷・温泉地である「秋保温泉」周辺には、有孔虫化石が残る凝灰岩「秋保石」が分布しており、更に川を遡ると「磐司岩」と呼ばれる場所が有り、この付近に
幾つか枕状溶岩があります。
出典は、岩石鉱物科学 35,に掲載された「東北本州弧、磐司岩火山岩類の地質と岩石」。この57頁に「穴戸沢火山砕屑岩部層 凝灰角礫岩は・・部分的にジグソー角礫を含むほか,径3mの偽ピローと・・・ 更に62~64頁:全岩化学組成一覧表」が掲載されています。場所はこの付近。車が無いと此処まで入るのは無理でしょうね。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=381622&l=1403148
今週は今年最後の仙台出張があるので、帰りに少し時間を取って秋保温泉の手前に在る凝灰岩の石材を採掘している丁場を見学出来ないものか?思案していますが、仕事がまず優先ですから・・・ それで、出張前に磐司岩付近の露頭情報を片付けておこうと考えた次第。
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